インタビューINTERVIEW
1.仕事の内容について
- 現在担当している業務内容を教えてください。
- 生薬や野菜などの食品をメインとした原料・製品を規定された方法で試験をしています。
主に官能検査・理化学試験を担当しています。
- 1日のスケジュールはどのような流れですか?
- 午前
同僚と分担して、以下のいずれかまたは複数を行います
・定量成分や異物分析のための機器の立ち上げと検体の前処理
・生薬を粉砕機で粉末にし、午後に試験を始める準備
・手分析や、生薬粉末の顕微鏡を使った確認試験
午後
・試験検体の仕込みを行います。
・前日や午前中に始めた試験の結果が揃ってくるため、それをまとめて書類作成などを行います。
- 仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
- 試験を正確に実施し、データの取り扱いなどは丁寧に行うことです。自分の仕事が製品の品質に直結するため、慎重に仕事をしています。
2.入社のきっかけ・決め手
- この会社(職場)を選んだ理由は何ですか?
- 私は植物が好きなため、生薬などの天然物を扱う仕事に興味がありました。前職での化学分析の経験もこちらで活かせると考えました。
- 入社前と入社後で、会社の印象に違いはありました か?
- 入社前は生薬や漢方薬をメインに扱う昔ながらの会社だと思っていました。
しかし、弊社は食品の使用を前提とした国産野菜の粉末や、オリジナルエキスであるe-エキスの開発も行っています。伝統的な漢方の世界から身近な食品まで、視野を幅広くもった会社なのだと感じるようになりました。
- 転職(または新卒)の際に不安だったことはありますか?
- 面接の際に、試験室と同僚が働く姿を見学させてもらいました。自分の働くイメージが出来たことで特に不安に思うことはありませんでした。
3.仕事のやりがい・魅力
- 仕事の中でやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
- 生薬の試験の一つに官能検査があり、五感を頼りに鑑別や品質の適否を判定します。
その際、検体の異変に気づき、品質の良くないものについて使用しないように報告できた時はやりがいを感じます。日々の業務での観察力や経験が身になっていると実感できました。
-
大変だと感じることはありますか?
それをどう乗り越えていますか?
- 試験検査は複数の検体を同時に担当するため、優先順位を考え、作業を効率よく進めることは慣れるまで大変でした。
今もしていることですが、事前に試験内容をしっかり理解し、必要な試薬や器具の準備をしておきます。上長や同僚と状況をこまめに共有してなるべく一人で抱え込まないようにしています。
- これまでに印象に残っているエピソードを教えてください。
- 中途で入社して間もない頃、コロナの影響で同僚が休む状況が続きました。
正直とても大変でしたが、慣れない中でも周囲のサポートに助けられながらなんとか、業務を止めずに対応できたことは大きな自信になりました。
4.職場の雰囲気・チームワーク
- 職場の雰囲気はどのような感じですか?
- 理化学試験は緊張感を持って仕事をしていますが、その分困ったときなどは声を掛け合いやっているので、試験室には意外と笑い声が響いています。
- チームワークを大切にするために意識していることは?
- 挨拶、お礼、連絡事項など些細な事でもきちんとコミュニケーションを取るようにしています。
一人で完結できない仕事なので、お互いが気持ちよく過ごせるような態度を心がけています。
- 上司や同僚との関係性はどうですか?
- 社員同士の上下関係なく、必要なことは発言できるコミュニケーションの多い関係性だと感じています。
何かあったときには安心して相談や協力を得ることができます。
5.キャリア・成長について
- 入社してから成長を感じたことはありますか?
- 以下質問にてまとめて回答
- 会社でどのようなスキルが身につきましたか?
- 入社当時は手順を覚えることで精一杯でしたが、今ではデータの異常値に気づいたとき、自分で原因を考え、対応策を提案できるようになってきました。
経験に基づく判断力と、自分の出した結果に対する責任感が少しずつ身についてきたと感じます。
- 今後の目標やキャリアプランを教えてください。
- 生薬は天然物なので、同じ生薬でも産地や生育環境によって品質が異なることがあります。
官能検査や理化学試験の結果などをもとに総合的な判断が出来るようになるため、今後も学び続けていくことが重要だと思っています。
6.応募者へのメッセージ
- 入社を考えている方にアドバイスをお願いします!
- 以下質問にてまとめて回答
- 新しい仲間に期待することはありますか?
- 以下質問にてまとめて回答
- 何か伝えたいことがあれば一言。
- 植物の好きな方、東洋医学に興味ある方、理化学試験が得意な方はやりがいのある職場だと思います。生薬は天然物であるため、思った通りの結果にならないこともありますが、たくさんの生薬と向き合うことは飽きることがありません。
五感から感じたものと数字のデータが一致するかどうか、これまでの実績と変化はないかなど自分の考察も交えながら業務を進めることができるので、毎日成長を実感できるのではないでしょうか。